ひつじの添い寝SHEEP LULLABY

深部体温とは|眠気とのかかわりと入浴タイミングをやさしく解説

公開日 2026年8月29日 / 文責 株式会社エム・ジー・ケイ / 更新日 2026年9月10日

深部体温は、体の内部の温度を指します。体表の温度との違いと睡眠との関係を、厚生労働省の資料に沿って説明します。

この記事でわかること
  • 深部体温は、脳や臓器などからだの内部の温度を指す言葉
  • 日中の覚醒時に上がり、夜間の睡眠時には下がるリズム
  • 就寝の約1〜2時間前の入浴という、目安の考え方

深部体温とは、からだの内部の温度のこと

深部体温とは、からだの内部の温度のことです。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、ヒトの深部体温を「皮膚温ではなく、脳や臓器などの身体の内部の温度」と説明しています。

ふだん体温計ではかるのは、わきの下や口の中など、はかりやすい場所の温度です。深部体温は、それとは分けて、からだの奥のほうを指す言葉です。

ポイント

深部体温=脳や臓器など、からだの内部の温度。手足の表面の温度(皮膚温)とは区別して使われる言葉です。

1日のなかで、上がったり下がったりする

同じガイドによると、ヒトの深部体温はおよそ24時間の周期で変動しており、日中の覚醒時に上昇し、夜間の睡眠時には低下します。

時間帯深部体温のうごき
日中(覚醒しているとき)上昇する
夜間(眠っているとき)低下する

1日じゅう一定ではなく、ゆるやかな波を描いているイメージです。

眠気とのかかわり

同じガイドには、就寝前に手足の皮膚血流が増加することでからだの熱が外へ放散され、深部体温が低下しはじめると、入眠しやすい状態となる、と書かれています。

つまり、深部体温の高さそのものというより、下がりはじめるという変化が、眠りにむかう時間と関係している、という説明のされ方です。

そのうえで同じガイドは、入浴のタイミングの調整などによって、睡眠時の体温変動が円滑に行われやすい温度環境を整えることは、良好な睡眠を得るために重要である、としています。

入浴のタイミングという話題

深部体温の話とあわせてよく登場するのが、お風呂に入る時間です。

同じガイドでは、就寝前の入浴は手足の血管を拡張させることで、入浴後の熱放散を促進すると考えられている、と説明されています。さらに、実生活下で行われた研究から、就寝の約1〜2時間前に入浴した場合、しなかった場合に比べて速やかな入眠が得られることが報告されている、と紹介されています。

ただし、誰にでも同じように当てはまる決まりごとではありません。生活の時間帯やその日の体調に合わせて、無理のない範囲で試してみるくらいが、ちょうどよさそうです。

眠りにむかう時間を、静かに整える

同じガイドは、寝床に就く前に少なくとも1時間は、家事や仕事、勉強に追われずリラックスする時間を確保することが有効である、としています。

その方法として、瞑想法や静かに行うヨガ、腹式呼吸、筋弛緩法など、さまざまなリラクゼーション法が提案されている、とも紹介されています。

同時に、すべての人に効果が保証されたリラクゼーション法はない、という注意も添えられています。ある人にとても合う方法が、別の人にはかえって眠りを妨げてしまうこともある、というわけです。

深部体温は、「眠りにむかう時間」を考えるときの、ひとつの手がかりになる言葉です。数字を気にしすぎず、夜がゆっくり静かになっていく感じを大切にしてみてください。

よくあるご質問

深部体温は、家庭の体温計ではかれますか。

家庭で使う体温計は、わきの下や口の中など、はかりやすい場所の温度をはかるものです。深部体温は、脳や臓器などからだの内部の温度を指す言葉で、同じものではありません。ご自身の体温や体調で気になることがあるときは、医療機関にご相談ください。

入浴は就寝の何時間前がよいのでしょうか。

厚生労働省の健康づくりのための睡眠ガイド2023には、寝室は暑すぎず寒すぎない温度で、就寝の約1〜2時間前に入浴し身体を温めてから寝床に入ると入眠しやすくなる、と示されています。生活の時間帯やその日の体調に合わせて、無理のない範囲でお試しください。

入浴できない日は、どう過ごせばよいですか。

同じガイドでは、寝床に就く前に少なくとも1時間は家事や仕事、勉強に追われずリラックスする時間を確保することが有効とされています。あわせて、すべての人に効果が保証されたリラクゼーション法はないとも書かれていますので、ご自分に合う過ごし方を少しずつ探してみてください。

出典・参考

ご注意

この記事は一般的な情報をまとめたものであり、病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。アプリ「ひつじの添い寝」は医療機器ではなく、症状の改善や治療を行うものでもありません。

眠れない状態が続くとき、日中の生活に支障が出ているときは、ひとりで抱えこまず医療機関にご相談ください。